太陽光発電の自立運転機能につい・・・|太陽光コラム|あっと!電化パック太陽光|株式会社ライフラインサービス

COLUMN 太陽光コラム

2023/09/30(土)

太陽光発電の自立運転機能について

 

 

こんにちは!ライフラインサービスの黒田です🌞
台風がお盆休みを直撃致しましたが、皆様のご家庭は大丈夫でしたでしょうか?
台風や大雨の影響で、各地では被害が大きく出ております。
停電してしまった地域も多く…
災害において被災された方、ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

電気の使えない時間というのは不安が絶えません。
そこで、よくあるご質問の中の一つ「太陽光設備のみの場合の停電時」についてお話をさせて頂きます。

 

 

 

 

・停電時の太陽光設備は発電されない?

太陽光設備のパワーコンディショナーには「自立運転機能」というのが備わっています。
突然の停電に見舞われた際、太陽光発電システムを導入していれば、「自立運転機能」によって電気を使う事が出来ます。
自立運転機能とは、ほとんどのパワーコンディショナーに備わっていて、停電中でも発電された再生エネルギーをご家庭で使用出来るようにする機能になります。
この機能を活用すれば、停電になった際も電気の心配をせずに過ごす事が出来ます。

ただ「自立運転機能」もすべての電気を賄えるわけではありません。
通常1500Wまでとなりますので、1500W以内の家電製品のみ使用する事が出来ます。

1500Wまでとなると、冷蔵庫、電気ポット、炊飯器、電子レンジ、パソコン、携帯電話の充電、テレビなど、様々な家電を使用することが可能ですが、
注意が必要となります。
例えば、冷蔵庫(消費電力250W)と電子レンジ(消費電力1300W)を同時に使用してしまうと、1500Wを超えてしまいます。
なので最低限の電気の使用のみ、と考えておくのが無難だと言えます。

 

 

・自立運転機能を使う際の注意点とデメリット

上記にも述べましたが、停電時、電気の使用上限があるという事を覚えておかなければいけません。
使用上限の中で、使用する電気の計算をしないといけないという点になります。
そして、蓄電池が無い太陽光発電システムのみの場合は、日照状況に左右されるという点です。
例えば台風や大雨で停電、となると、電力の供給が不安定になります。日が昇っていない夜も、発電が停止してしまいます。
不安定な時は、上記の自動運転機能の使用上限内で電気を使用していたとしても、突然電気が切れてしまう可能性があります。
なので、どんな災害時も活用出来るわけではないのが「自立運転機能」となります。

 

 

・蓄電池でお悩みの方

蓄電池の導入をお考えの方は多数いらっしゃるかと思います。でも決して安くはない金額ですので、慎重に選びたいですよね。
判断基準として、まず蓄電池のメリットは別のコラムで取り上げた通り、
・夜間に蓄電している電気を使えるので電気代がほぼかからない
・災害の停電時、雨天時でも電気を使用する事が出来る
になりますので、雨の多い地域にお住まいのご家庭、台風が良く通る地域にお住まいのご家庭、小さなお子様がいらっしゃるご家庭、
ご高齢の方がいらっしゃるご家庭は多くのメリットを感じられるかと思います。
特に災害の停電時には、一週間ほど停電が続いた際も太陽光発電のみで電気が供給出来た、との声が太陽光発電協会(JPEA)に寄せられたとしています。
近年、台風が日本を端から端まで横断したり、滅多に台風が来なかった地域に台風が来て甚大な被害をもたらしたり、
未曽有の災害が発生しております。
そのため、どんなご家庭でも、太陽光発電システムを導入されたご家庭すべての方が安心して過ごして頂けるのが蓄電池です。

 

 

・さいごに

太陽光発電協会(JPEA)が停電の規模が大きかった地域において「太陽光発電の自立運転機能」の活用についてのヒアリングを行った結果、
4年前の事になりますが、蓄電池を併設しないケースでも約80%が自立運転機能を利用、停電時に有効に活用できたとしています。
20%の方が、自立運転機能を知らなかった、または起動の仕方が分からなかった、など、活用出来なかったそうです。

太陽光発電や蓄電池を導入する際は正しいメリットとデメリットを理解し、機能を上手く活用していくのが重要となってきます。
上手く活用して、いざという時も安心して過ごしたいですね🌞